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キーワード: ipv4 ipv6 移行 今後


注意: この記事は2011年6月8日のWorld IPv6 Dayに書きました. あなたがこれを見ている頃には現状と 違っているかもしれません.


IPv6特集記事:


日本のIPv4アドレスは枯渇した

2011年4月, IANAの最後のIPv4アドレスブロックが払い出され, 日本のIPv4アドレスは枯渇した.
今後, 新しいグローバルIPアドレスのアサインを受けたくても不可能となってしまった.

IPv6に移行するとどう変わるのか

使えるIPが増える

IPv4は 255*255*255*255で たったの42億個しかなかったのが(でも実際に使われているのは4億個), IPv6だと 340282366920938463463374607431768211456個 のIPが使えるようになる. 無限に等しい数となる.

イ ッ パ イ オ カ ネ ガ カ カ ル

IPはレイヤ3である.
L3機器がIPv6に対応していなければ買い換えなければならない.
これがイイお値段なのです.

覚えにくい

IPv4なら 210.188.224.10 とか 192.168.0.1 など 覚えることができたが, 240f:e:b466:1:216:3eff:fe1b:1a38 と、いきなり言われても覚えられない.

面倒くさい

全世界のIPアドレスがIPv4から瞬時にIPv6に切り替えられれば良いのだが, そうもいかない. そんなことしたら数万人単位で死人が出るだろう.
当面の間はIPv4とIPv6を兼用しなければならない.
IPv4/IPv6両方持たせたり変換したりトンネルしたりと, あたらしいことをたくさん 覚えなければならず, いろいろ面倒くさい.

どこまでIPv6化が進んでいるのか

プロバイダ

一部の大手プロバイダはIPv6への対応を表明または対応を完了している.
下記が対応しているらしい.
ソース: http://www.jaipa.or.jp/ipv6/

  • ASAHIネット
  • AOL
  • IIJ
  • BIGLOBE
  • OCN
  • ぷらら
  • au one net
  • CNCI系CATVインターネット
  • bit-drive
  • So-net
  • ODN
  • SpinNet
  • Yahoo! BB
  • avis
  • @nifty
  • @nsk
  • BROAD-GATE 02

ちなみに, princo.orgの管理者はDTI経由でKDDIのauひかり(旧 光ONE)を利用しており, 標準プラン・標準機器でIPv4/IPv6両方のグローバルIPアサインを受けている.

データセンタ

下記のデータセンタが対応しているらしい.
ソース: http://www.geekpage.jp/blog/?id=2009/2/12/1

  • Livedoor EDGE Co.Labo v6
  • BeaconNC Inc.
  • IIJ
  • NTT SmartConnect
  • フリービット(株)
  • MEX
  • RapidSite
  • KDDI
  • ソフトバンクテレコム(株)
  • インターネットマルチフィード(株)
  • 大阪府立インターネットデータセンター(eおおさかiDC)
  • 三菱電機情報ネットワーク(株)MIND iDCサービス

OS

  • ほとんどのOSはIPv6をネイティブサポートしている
    • Linuxは Kernel 2.6 以降でネイティブサポート
    • FreeBSDは 4.x Releaseよりネイティブサポート
    • Windows は Vista よりネイティブサポート

ポータル(?)サイト

クライアントPCをIPv6のみ通信可能にした状態で, 下記のサイトが 正常閲覧できることを確認した.

他は... ...

IPv4の代わりにIPv6を使わざるをえない

前述の通り, IPv4のグローバルIPアドレスは枯渇してしまったため, 今後はIPv6へと本格的に移行することになる.
本稿掲載時期(2011年6月)では, IPv6対応を謳ったプロバイダはひとにぎりしか無く, このままの状態でIPv6にスムーズに移行できるか甚だ疑問である.

利用者(クライアント)サイドではIPv6へ移行する兆しがあるが, コンテンツの提供者(サーバ)サイドではネットワーク機器への投資が 必要となったり, ナレッジの蓄積にコストが掛かったりするためなのか 移行の雰囲気は微塵も感じられない.
しかしながら, 今後のIPv4のアサインを受けたくても 無いものは無い ので今後はIPv6に移行せざるをえないかもしれない.

過去に, 米国防総省が軍のネットワークをIPv6への移行を成し遂げたが, 国家により完全に管理されたネットワークですら5年の歳月を費やし, 多くの問題を乗り越えたうえでようやく達成した.

資本市場でのIPv6移行は, どのように進むのだろうか.
筆者の個人的な予想(妄想)では, 最低でも10年くらいの間はIPv4乞食が大きな流れに逆らって残飯を漁り, 他人に迷惑を掛けながら事業を続けてゆくことになると思う.

どこの国, どんな組織が最後のIPv4利用者になるのだろうか.



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